グレン・シーボーグ博士

ノーベル・プライズ・ウイナー:Nobel Prize Winner : ノーベル賞受賞、ユナイテッド・ステイツ・アトミック・エナジー・チェアーパーソン : United State AtomicEnergy chirperson :アメリカ原子力委員長、ユーシー バークレー プフェッサー メルティス : UC Barkley Professor emeritus: キャリフォルニア大学バークレー校名誉教授
肩書はもっと有る人でしたが大変穏健な方で日本の無限エネルギー・システム"もんじゅ"の発案者でした。

シーボーグ博士と海軍大将のご紹介で会う事かでき以下の質問をしました(要約)
• ウラン238を使った核分裂による永久エネルギー構想は、失敗した場合のリスクが極めて高い
• 冷却材としてナトリウムを使うことは、経費削減のためであり、安全性や適切性に疑問がある
シーボーグ博士との問答:
• 「私は基本的なやり方を示しただけであり、採用するかどうかは日本国の判断 !」
• 「ナトリウムの使用も同様に、技術選択は日本の責任」
• もんじゅ建設前、「危険な液体金属ナトリウムを冷却材に使うのは経費優先では?」    「私は方法を示しただけ。選んだのは日本だ!」
• 技術と責任、その境界は今も私の中で揺れている。
背景補足:もんじゅとウラン238・ナトリウム。
項目 内容
• ウラン238 通常は核分裂しないが、プルトニウム239に変換して燃料にできる(増殖炉の核燃料サイクル) 。
• もんじゅ は日本が開発した高速増殖炉で、1994年に運転を開始し翌年ナトリウム漏れ事故などで停止 。
• ナトリウム冷却 高速中性子炉に適しているが、水と反応して爆発する危険性がある。扱いが非常に難しい 。
• 永久エネルギー構想 理論上は「燃料を増やしながら発電する」夢の技術だが、技術的・政治的・安全的課題が山積。
不幸な出来事もありました。
高速増殖原型炉「もんじゅ」の建設費は、約5,900億円でした。これは、一般的な原子力発電所の建設費の約2倍で高速増殖炉の運転実証に重点を置いた研究開発用の原子炉と説明され総事業費としては、建設費の他に運転維持費なども含まれ、総額1兆1,000億円を超えています。また廃炉費用は15兆円とされています。